双極性障害の人は嘘をつく?
双極性障害という病気にかかっていると、日常的にさまざまな症状が出てしまいます。
病気を知らなければ、性格の問題だとも思えるような症状もあるでしょう。その中の1つに嘘をつくというものがあります。
双極性障害だと、嘘をついてしまうのでしょうか。ここでは双極性障害と嘘について考えてみましょう。
双極性障害の人は嘘をつくのか
誰しも嘘をつくということはありますが、「嘘つき」だと言えるほど嘘をつくのは異常なことですよね。
もともと嘘つきだという人が双極性障害になることはあり、そういう人は双極性障害になっても嘘をつき続けるでしょう。
では、もともとそういうわけではない人はどうでしょうか。
これは、躁状態のときなら症状としてそういう状態になってしまうことは十分あり得ると考えられます。人によっては、気分が高揚しすぎているのか、ぽんぽん口からでまかせがでてきたりするのです。
そして、厄介なことに、本人は嘘をついているという意識はありません。後々、そういう話をしたことすら忘れてしまうかもしれません。
ですから、双極性障害の人がその症状で嘘をついてしまうとき、悪気はありませんし、性格上の問題ではなく、病気の一症状と言えるでしょう。
症状かどうかの見極め方
双極性障害の人が嘘をたくさんつくという場合、それがもともとの性格なのか、病気の症状なのかはどう見分ければいいのでしょうか。
もともとの性格だったとしたら、双極性障害の症状のせいで、もっと嘘が激しくなってしまうでしょう。
ですから、どちらにしろ治療によって双極性障害の症状を抑えなければよくわからないところでもあるのです。
双極性障害の人に嘘をつかれた場合ですが、本当に深刻な重大な嘘でない限りは、性格に問題があるかどうかなどを考えたりせずに、流してあげたほうが良いのかもしれません。
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