双極性障害と車の運転
何らかの持病を持っていると、法律的に車の運転ができなくなるということがあります。例えば、頻繁に心臓発作を起こして意識を喪失するというような症状がある方は、運転禁止になります。
精神疾患でも、運転ができなくなることがあるのですが、双極性障害ではどうなのでしょうか。
ここでは、双極性障害と車の運転について掘り下げていきましょう。
双極性障害のときは車の運転ができなくなるのか
さまざまな精神疾患において、車の運転が制限されることがあります。例えば、睡眠障害で常に眠気があるという人が車の運転をすると危ないですよね。その他にも、統合失調症やてんかんなどでも、診断書を提出する必要があります。そして、双極性障害でも診断書の提出を求められることがあります。
しかし、これは、診断書を出したら運転ができなくなるというものではありません。
その症状の度合いによっては、免許取り消しの対象にはなりません。ただし、運転に問題のない症状であることが必須となるでしょう。
なぜ双極性障害だと運転ができなくなることがあるのか
双極性障害では免許の更新時などに診断書の提示を求められ、場合によっては車の運転が禁止になることがあります。
これはなぜなのでしょうか。
これは、双極性障害になっていると、その症状が原因で意識を喪失することがあったり、眠気がひどいということがあるからです。また、躁状態だとアルコールを飲んでいるにもかかわらず、運転してしまったり、スピードを出し過ぎてしまうという行為を、症状としてしてしまうこともあるでしょう。
そういう危険性がある人に限り、運転を法律で制限するようになっているのです。
運転をする上で、危険性がほとんど認められないという場合は、問題なく運転を続けていけます。ただし、虚偽報告をすると罰せられるので、運転をしたいからといって、病気を黙っているようなことはやめておきましょう。
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