双極性障害と生活リズム
双極性障害の療養のために、仕事や学校を長期的に休んでいるという人は少なくないでしょう。この時に問題になるのは、生活リズムの乱れです。時間の制限がないため、眠いときに寝て、夜更かしをしてしまうなんて人も少なくありません。
ここでは、双極性障害と生活リズムについて考えてみましょう。
双極性障害で生活リズムが乱れるときとは
前述のとおり、双極性障害で療養中だという人は、時間の制限がないために生活リズムが乱れがちです。しかし、生活リズムが乱れるというのは、双極性障害の病状にとっても決してよいことではありません。
なぜなら、双極性障害を悪化させないためには、規則正しい健康的な生活というのも重要だからです。健康的な生活を送っていなければ、自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れると、双極性障害によって起こる身体症状や精神症状が悪化しやすくなります。
また、療養中の時期が終われば、だれもが社会生活への復帰をすることになります。このときに生活リズムが乱れたままでいると、なかなかスムーズに社会生活に復帰することができないでしょう。
ですから、双極性障害で療養中であっても、生活リズムを正常に保つということは重要なのです。
生活リズムを正常に保つために
では、療養中でも生活リズムを保つためにはどうすればいいのでしょうか。それは、日課などと作って、タイムスケジュールに沿って暮らすということです。できれば、時間の決まった用事をいくつか作れるといいでしょう。
朝起きて朝食をとり、夜になれば寝るという生活ができるように、1日を計画しましょう。
ただし、どうしても具合が悪いというときには無理はしないようにしてください。そういう日は、時間通りに過ごすというのが大きなストレスになってしまうでしょう。
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