双極性障害の女性の特徴

世の中にあるさまざまな精神疾患には、男女比に偏りがあります。

例えばうつ病は女性の方が圧倒的に多く、男性の２倍となっています。

ですが、双極性障害は男女差はあまり見られません。どうやら、双極性障害は女性特有の何かが関連しているというわけではなさそうです。

ここでは、双極性障害の女性の特徴についてご紹介していきます。

前述のとおり、双極性障害では男女比にあまり差はありません。そのため、女性特有の気質が双極性障害に関係しているとは言えません。

それでは、双極性障害の女性には何か特徴があるのでしょうか。

双極性障害は見た目では判別できないので、見た目には特徴はありません。しかし、その行動には男性とは異なる特徴が現れる部分もあります。

躁状態の症状が特にひどい女性だと、複数人の男性と関係を持ったり、今会ったばかりの人とホテルに行ったりというような行動を頻繁にすることがあります。

これは、普通の女性にはあまり見られない行動です。普通の女性がそういう遊びをしないというわけではありませんが、あまりおおっぴらにする人は少ないですよね。

それが、双極性障害で躁状態になっていると、周囲の目を気にしなくなるため、あまり隠そうともしません。

男性は双極性障害でなくても、そういう行動をとる人もいますが、女性でそういう行動をとるという人は、双極性障害であるか、他の病気である可能性が十分に考えられます。

ふだんおとなしい女性であったとしても、躁状態がひどい場合は、すごい力で暴力をふるうことがあります。男性でも暴力を振るうことはありますが、女性であるからこそ、それが一層際立って見えますよね。

こういった女性にはふだん見られないような行動に出る場合、双極性障害の躁状態にある可能性が高いでしょう。