双極性障害の人の過食と拒食
双極性障害の人の中には、摂食障害といって過食や拒食の症状が出てしまう人もいます。
通常のうつ病では、例外はありますが、食欲がなくなり拒食になるパターンがほとんどです。
ですが、双極性障害の場合、うつ状態のときに過食がひどくなるという人もいます。
ここでは、双極性障害における過食や拒食の症状について考えてみましょう。
双極性障害と過食、拒食
双極性障害の人の中には、過食や拒食の症状に苦しめられる人もいます。
多くの場合、それらの症状はうつ状態のときに現れ、躁状態のなったときには症状が軽くなるか、全くなくなります。
摂食障害のというのは、そもそも双極性障害をはじめとした気分障害を併発している人が多く、また難病指定もされているような深刻な障害だったりします。
拒食の場合、きっかけは自分の見た目に対するコンプレックスから、痩せなければならないと感じ、ご飯を食べなくなるのですが、気づいたときにはご飯が食べられなくなっているといった怖い病気でもあります。
そのまま食べないでいると、命の危険もあるほどです。
過食の場合は、ストレスなどが原因で自分の許容量以上を食べてしまい、その後吐いたり、絶食をしたり、必要以上に運動をしたりといったような異常行動をとってしまいます。
過食なら食べているから命に危険はないと思ってしまうかもしれませんが、実は過食の人の中には、自己嫌悪から自殺をしてしまう人が拒食より高いと言われているのです。
双極性障害で過食や拒食を併発している場合、双極性障害の症状のほかに、摂食障害の症状もあり、ますます辛くなってしまいます。
過食や拒食の対処法
摂食障害は自分ではなかなか治すことができません。そのため、専門医の力を頼ることが改善策になります。
すでに双極性障害で治療を受けている場合には、担当医師に必ず過食や拒食の症状があることを伝えるようにしましょう。双極性障害とともに、治療を行なっていくようになるでしょう。
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