双極性障害で寝たきりになることはあるのか
双極性障害では、躁状態のときの症状が周囲にトラブルを起こしてしまうこともあるため、躁状態の症状の方にフォーカスされがちです。
ですが、うつ状態の症状というものも、とても深刻なものです。
ここでは、双極性障害のうつ状態のときに寝たきりになる場合について掘り下げてみましょう。
双極性障害のうつ状態
双極性障害のうつ状態は、通常のうつ病と同じような症状が出ます。
何に対してもやる気がなくなったり、原因不明の体調不良があったり、死にたくなったりというような症状です。
そういった症状がひどくなると、起き上がれず一定期間の間寝たきりになってしまうこともあります。
寝たきりになるのは、単に気分的に起き上がりたくないという場合もありますし、倦怠感がひどくて起き上がるとふらふらするということもあります。
うつ状態のときには家族以外の周囲の人にはあまり迷惑をかけることがないので、軽視されがちな傾向にありますが、うつ状態も躁状態と同様にケアが必要なものなのです。
薬の副作用による寝たきり症状
双極性障害では、うつ状態時の寝たきりの症状のほかに、躁状態を抑えるための薬の副作用で寝たきりになってしまうことがあります。
躁状態のひどい人には、興奮を抑えるような薬が処方されるのですが、この副作用によって、過鎮静といって、体が動かすことができなくなるようなことがあります。
この副作用が出た場合は、寝たきりになるほどのこともあるでしょう。
こういった場合には、すぐにかかりつけの利用期間で、副作用がでたことを相談しなければなりません。
場合によっては、薬に慣れるまでしばらく様子を見たり、薬を他のものに変えたりすることになるでしょう。いずれにしても、自己判断で薬を変えたり、量を減らしたりするのはやめておきましょう。
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