双極性障害と早朝覚醒
睡眠障害の一種に、「早朝覚醒」と呼ばれるものがあります。これは、簡単にいうともっと睡眠が必要であるにも関わらず、朝早くに目が覚めてしまうような症状のことです。
この早朝覚醒は、双極性障害の人にも見られる現象なのでしょうか。
早朝覚醒とは
早朝覚醒とは、冒頭のとおり朝早くに目覚めてしまう症状のことです。もっと寝たいのに朝早く目がさめるというような症状は、健康的だと思うかもしれませんが、立派な睡眠障害の1つだとされています。
一般的には、前と比べて2時間以上早く目覚め、二度寝もできないような症状のことをいいます。
この症状が続き、生活に著しく支障が出るようになった状態が3ヶ月以上続くと、不眠症だということになります。
双極性障害と早朝覚醒
ではこの早朝覚醒は、双極性障害にもみられる症状なのでしょうか。
双極性障害では、躁状態のときとうつ状態のときというものがあります。躁状態では気分が高揚し活動的になるのに一方で、うつ状態のときは気分が塞ぎ込みます。
早朝覚醒は双極性障害の人にもみられる現象ですが、早朝覚醒の場合、躁状態であってもうつ状態であってもしばしば見られます。
躁状態の場合は、活動的になるためにそもそもあまり眠らないという人もおり、寝ても早朝に目が覚めてしまうという症状が現れます。
うつ状態の場合は、気持ちがふさぎこみ、不安感に襲われているため、深い眠りにつくことができずに早朝に目が覚めてしまうようです。悩みがあるときに、朝早く目がさめることがあるという人もいるかと思いますが、それと同じ現象が慢性的に起こるようなものです。
早朝覚醒のために日常生活に支障がでるという場合には、睡眠障害として治療を受けることが必要です。そういった場合には、すぐに主治医に相談をしてみてください。
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