双極性障害の表情
精神疾患では、その症状のために表情が暗くなったりして、精神疾患であることを周囲に心配されることがあるでしょう。では、双極性障害では、表情が変わるようなことがあるのでしょうか。
ここでは、双極性障害の人の表情について考えてみましょう。
双極性障害とその表情
双極性障害では、うつ状態の時期と躁状態の時期があります。
うつ状態の時期の症状は、うつ病のそれと似ているため、うつ病のときと同様の表情の特徴認められます。具体的には、なんとなく暗い表情や、表情があまりないというようなものになります。また、笑っていたりしても、表情が固かったりして、不自然なものに感じられるかもしれません。
では、躁状態のときはどうかと言うと、躁状態では不自然な表情の変化はそれほどみられません。しかし、気分が高揚しているために、オーバーリアクションになったりするということがあるため、通常よりもおおげさな表情になっているかもしれません。
そういったところから、双極性障害を特定することはできませんが、双極性障害になると、そういった表情の変化はあるということです。
表情から双極性障害などを疑う場合
双極性障害になると、必ず表情が不自然になると言うわけではありませんから、表情だけで双極性障害だと疑うことはできません。しかし、表情の変化からなんらかの精神疾患にかかっているかどうかを疑うことはできるでしょう。
たとえば、不自然に表情がこわばったり、慢性的に表情が暗いということになると、なんらかの気分障害を疑うことができます。もしも、周囲にそういった人がいる場合、精神科などにかかることをすすめてもいいのではないでしょうか。
精神科などで診断を受ければ、それが双極性障害であっても、他の精神疾患であっても、どういうものか判明するでしょう。
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