双極性障害の気分の波について
双極性障害とは、躁状態とうつ状態を繰り返すという気分の波がある精神障害です。
ほとんどの場合、うつ状態の期間が長いのですが、正反対の気分の切り替わりを繰り返し、患者ご本人はとても苦しい思いをします。
ここでは双極性障害による気分の波について考えてみましょう。
気分の波とは
たとえば、うつ病であっても気分の波は存在します。具合が良いときと、とてもひどいときという波があれば、それも気分の波だと言えますよね。
また、こういったような精神障害のない方でも、ちょっとした気分の波はあるでしょう。とてもやる気に満ち溢れているときもあれば、なんだかいまいち乗り気がしないときという程度なら、どなたでも経験するはずです。
特に女性なら、生理前から急に元気がなくなり、生理が終わるとなんだかすっきりした気分でいられるということがあったりするのではないでしょうか。
双極性障害における気分の波とは、そういったレベルの気分の波が、両極端に病的に現れるものだと思ってもらえれば、想像しやすいのではないでしょうか。
双極性障害における気分の波の具体例
例えば、通常やる気がでないときでも、何かしなければならないことがあれば、体を動かせますよね。
ですが、双極性障害でうつ状態になり、何に対してもやる気が出ないというようなときは、やらなければならないという意識があったとしても、体が動かないのです。
しかもその状態が数日で終わるわけではなく、数ヶ月続いたりします。このままだと日常生活に支障があることは明らかですよね。
そうかと思うと、躁状態に切り替わった瞬間に、突然行動的になります。軽躁程度の人の場合は、普通の人が「なんだかやる気がある」というようなレベルとあまり変わりませんが、躁状態の症状が重いと、周りが引いてしまうくらいにあれこれ行動したり、発言したりします。そのとき、自分が躁状態であると認識していても、行動を止められないのです。
この両極端の気分を繰り返すと、周りを混乱させてしまいますし、本人もうつ状態のときに躁状態のときにとった行動を後悔したりして、さらにうつ状態を重症化させてしまうことがあります。
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