双極性障害と頭痛
双極性障害では、精神的な症状だけではなく、身体的な症状もしばしばみられます。双極性障害でみられる身体症状でもっともおおく発生するのは、頭痛という症状でしょう。
ここでは、双極性障害の症状である頭痛について考えてみましょう。
双極性障害で頭痛がする場合とは
双極性障害は、躁状態という気分が高揚した状態と、うつ状態という気分が落ちこんだ状態を繰り返す精神疾患です。
双極性障害の症状として頭痛がするという場合は、うつ状態のときによく現れるでしょう。躁状態のときは、気分だけではなく体調も高揚しているかのように元気なことが多いため、あまり体調不良で悩むことは少ないのです。
しかし、うつ状態になると、頭痛だけではなく他にもさまざまな身体症状を併発します。
頭痛とともに起こりやすいのが、全身倦怠感や、めまいというような症状です。
双極性障害での頭痛への対処法
双極性障害で頭痛を感じるという場合は、頭痛薬を飲んで緩和させると過ごしやすくなります。ただし、双極性障害の治療として服用している薬との飲み合わせの問題があるので、頭痛薬を服用したいというときには、まず主治医の先生に相談し、病院で薬を処方してもらうことをおすすめします。
市販の頭痛薬を使用しても問題はありませんが、一度はその薬を飲んでもいいのか医師に確認するようにしてください。
頭痛薬を飲んでも、まだ頭が重いということもあるでしょう。そういう場合は、安静にするようにしてください。
双極性障害による頭痛は、双極性障害が改善すればあまり感じなくなります。また、うつ状態が軽くなったり、躁状態に変化することでも頭痛はとれるかもしれません。
双極性障害では、なおさなければならないのは、頭痛の症状ではなく、双極性障害自体であるということも忘れてはいけません。
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