双極性障害と絶望感

双極性障害と絶望感

双極性障害と絶望感

精神疾患では、その疾患にかかっているときに絶望感というような気持ちを感じることが珍しくありません。特にうつ病なんかだと、常に絶望感がある状態だとも考えられます。

 

それでは双極性障害の場合はどうなのでしょうか。ここでは、双極性障害と絶望感についてご説明していきます。

 

双極性障害で絶望感を感じる時とは

双極性障害には、躁状態とうつ状態という状態があります。躁状態のときには、気分が高揚し、異様にハッピーな気持ちになったり、怒りっぽくなっているため、絶望感を感じるというようなことはないでしょう。双極性障害についても、治らないことにそこまで悩むことはありません。

 

しかし、うつ状態になると途端に気分が変わってしまいます。そもそもうつというのは、無価値観や絶望感を感じやすい状態です。

 

それに加えて、双極性障害では、躁状態のときにした行動を思い出しては、なんであんなことをしてしまったんだ・・・というような後悔と絶望を感じるという人もいます。

 

躁状態のときが軽躁の人だと、うつ状態との落差にも絶望感を感じるかもしれません。ちょっと前まではあんなに元気に意欲的に動けたのに・・・と比較してしまって、気分が落ち込むでしょう。

 

絶望感への対処法

双極性障害でも絶望感を感じることがあるというのは前述のとおりです。では、絶望感を感じた時にはどうすればいいのでしょうか。

 

この絶望感は、うつ状態のときの精神症状の1つです。ですから、うつ状態を緩和できるような治療を受けることができれば、絶望感も緩和するでしょう。

 

これについては、薬物療法によって緩和をすることになります。その上で、双極性障害を徐々に改善していくことにより、うつ状態の症状も軽くなっていきます。そうなれば、絶望感を感じることも少なくなってくるでしょう。

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