双極性障害の躁状態
双極性障害には、躁状態とうつ状態というものがあります。うつ状態というのは、うつ病と似たような症状ですから、どなたでも想像しやすいですし、その辛さもわかってもらいやすいでしょう。
しかし、躁状態というのは双極性障害の人が元気な時だと勘違いされることもあり、なかなか難しい問題です。
ここでは、双極性障害の躁状態について、どんなところが問題なのかを考えてみましょう。
躁状態だとどんな弊害があるのか
双極性障害における躁状態というのは、異様に気分が高揚し、体も心も活動的になるような状態のことです。
常に興奮状態のような感じですから、仕事も意欲的に取り組むことができますし、楽しそうに見えるときもあるでしょう。人よりも大声で笑ったりすることもあるので、元気になったと勘違いされやすいです。
しかし、躁状態の気分の高揚というものは、異常なレベルですから、普通の人からすると考えられないような行動に出ることもあります。例えば、いつもより怒りっぽくなり暴力を振るってしまう人もいますし、金遣いが荒くなってしまうという人もいます。
また自分が偉くなったような気分になり、ペラペラと喋りすぎたり、自慢をするというような症状もあります。
一見、意欲的で良い状態に見える躁状態ですが、人間関係に深刻な問題を起こしてしまう可能性もある怖い状態なのです。
軽躁の場合は?
躁状態には、軽躁と言われる軽い躁状態もあります。特にうつ症状がひどい人だと、躁状態は軽躁だったりします。
軽躁状態は、気分が良くやる気が出るというような状態です。ひどい躁だと問題があるのは想像できても、軽躁で何が問題かわからないという人もいるでしょう。
軽躁状態自体は、特に周囲に問題を起こすようなものではないかもしれません。しかし、双極性障害においては、うつ状態の時期が必ずあります。ですから、双極性障害を放置していてはいけませんし、うつ状態のときに、躁状態の時のことを思い出して、もっとうつになるということもあるのです。
また、軽躁とはいえ、正常なときの気分の良さとは全く異なるものだということも、理解しておきましょう。
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