双極性障害における急性期とは
双極性障害のことを調べたり、聞いたりしているときに「急性期」という言葉がでてきます。この言葉の意味をご存知の人は、少ないかもしれません。
ここでは、双極性障害における急性期についてご説明していきます。
「急性期」とは
双極性障害で「急性期」というとき、症状が強くでていることを意味します。
つまり、躁状態にあるときは、顕著に気分が高揚して行動的になるようになります。元々躁状態の症状が軽躁であるなら、それほど問題になるような行動には出ませんが、そうの症状が重たい人の場合は、大きなトラブルにならないように注意が必要です。
うつ状態では、うつの症状が強く出ているときのことを指します。具体的には、不安が強くなったり、何事にも興味や関心を示せなくなったり、何も楽しくなく、つらい気持ちを常にもっているような時期のことです。
双極性障害では、うつ状態の期間の方が圧倒的に長いことが多いため、ここではうつ状態に特に的を当てていきます。
うつ状態で急性期に気をつけること
うつ状態の急性期にあるときには、患者ご本人は無理をしないということがとても重要です。何もする気が起きないのに、無理をして体を動かしたり、体調が悪いのに我慢して何かをしたりすると、心が引き裂かれるような思いになるのではないでしょうか。
うつ状態のときに、体をちょっと動かしてみたり、気分転換をすることは重要なのですが、症状が特にひどいときまで、そういったことをする必要はありません。
また、周囲も、本人が急性期にあるときに、無理矢理外に連れ出したり、何かをするように強制したりということをしてはいけません。
そういうことをすると、却って病状が悪化してしまうこともあるのです。
うつ状態中にも波があり、行動ができるようなときもありますから、本人がそういう状態になるまで待ってあげることが重要です。
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