双極性障害の認知機能
双極性障害になると、認知機能障害というものにもなるということが、徐々に知られてきています。認知機能障害とは、その名のとおり認知機能に障害が出るものですが、具体的にはどのようなことをいうのでしょうか。
ここでは双極性障害と認知機能についてご説明していきます。
認知機能と認知機能障害
認知機能とは、理解・判断・論理というような、知的機能のことをいいます。こうした認知機能が崩れることを認知機能障害といいます。
認知機能障害になるとどうなるかというと、刺激などに対して気持ちを持って行かれてしまい、本当に必要なものに集中することができなくなります。
また、比較判断ができなかったり、ものごとをグループにして考えたりということができなくなります。
普段そういうことを自然としている人たちは、そう言われてもどういうことかわからないかもしれませんが、認知既往障害が起こるとコミュニケーションで何か支障があったり、物事に対する対応が変わってしまいます。
双極性障害と認知機能障害
実はこの認知機能障害というものは、統合失調症で見られる症状です。
ですから、統合失調症の人の言動を思い浮かべてもらうと、少し分かりやすくなるでしょう。ただし、認知機能障害については、統合失調症のそれと比べると、双極性障害の人の方がかなり軽い傾向にあり、双極性障害の人は、コミュニケーション上の問題はそれほど現れません。
統合失調症よりも軽いと言っても、正常な人とは異なりますから、さまざまな面で問題がでてくるでしょう。
そして、双極性障害が寛解に向かったとしても、認知機能障害が残ってしまうということがあるようです。双極性障害と認知機能障害の関係性については、今後もっと詳しく研究が行われていくでしょう。
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