双極性障害の人はよく泣くのか
双極性障害の人は、感情的なイメージがないでしょうか。
躁状態のときには、楽しい気分も嫌な気分も、通常よりも大きく感じます。また、うつ状態のときには、悲しい気分やイライラがおさまりません。
では、双極性障害の人は泣くこともよくあるのでしょうか。ここでは、双極性障害の人が泣くときについてご説明していきます。
双極性障害の人はよく泣く?
双極性障害の人は、よく泣くことがあると言えます。どちらかというとうつ状態であるときのほうが泣くことが多いでしょう。これは、うつ病の人にも見られる傾向です。
うつ状態のときには、何も理由がないのに心が悲しみでいっぱいになって、涙が止まらなくなったりします。
また、自分に対する無力感や絶望感を嘆いて泣くこともあるでしょう。
躁状態のときはどうかと言うと、比較的楽しい気分であったり、興奮状態にあることが多いので、うつ状態の場合よりは泣くことは少なくなるタイプが多いでしょう。
ですが、何かに感動したり、躁状態のときでも「悲しい」と感じるような出来事があれば、通常よりも涙もろく泣き出す人もいます。
双極性障害で泣くときの対処法
双極性障害で泣くことが多いときは、どうすればいいのでしょうか。
特にひどく泣き叫んだり、暴れたりするわけでなければ、一人になって好きなだけ泣くというのも対処になります。泣き終わったら、それまでよりすっきりしているかもしれません。
うつ状態の場合だと、一時的にすっきりしたとしてもすぐにまた泣きたくなるようなこともあるでしょう。その症状に苦しめられるようであれば、主治医に相談してみるといいでしょう。
また、周囲の人は双極性障害だと突然泣くことがあるということを覚えておけば、泣かれても焦ったりすることが減るでしょう。双極性障害の人が泣き出してしまったら、何か声をかけるよりも、そばにいて話を聞いてあげ、背中をさすってあげたりするのが効果的です。
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