双極性障害と知能低下
双極性障害になると知能が低下する?
双極性障害になると知能が低下するという説があります。これは本当でしょうか?ある双極性障害患者の実感では、処方された薬の中に知能が低下する副作用がある、とのことです。
これが本当なら大変なことですが、実際はどうなのでしょう?
医師の見解
本職である医師によってそのような知能低下を促す薬の存在は肯定されていません。公的に処方される薬で知能低下を伴うようなものはありません。実際、知能低下を感じるのはごく一部の患者のみではないでしょうか?
なぜ知能が低下したと感じるのか
なぜ下がるはずのない知能が低下したと感じるのでしょう?それは双極性障害からくる症状のせいではないでしょうか。
まずうつ状態。
うつ状態のため気分が落ち込み、やる気もなくなります。そうなれば当然脳も活発に働くはずがありません。気分の落ち込みもあって、知能が低下した、つまり頭が悪くなったと感じることもあるのではないでしょうか。
躁状態の場合。
躁状態はとても自我が肥大し、全能感も伴って脳が激しく働きます。ひとによってはアイデアがどんどん湧き出てくることもあります。
しかし、肥大した自我が自分を極端に誇大評価し、「自分はもっと頭がいいはず」と思いこんだりします。
また脳の酷使で脳力が落ち、それを知能低下と感じたりします。
双極性障害で知能低下するというのは、単に病状からくる思い込みであると考えた方が良さそうです。
双極性障害患者は天才?
面白いことに、双極性障害になる患者はIQが高い傾向にある、という説があります。
歴史上の偉人から現代の高いIQの持ち主まで、知性的なひとびとが患者であるとされています。創造性豊かで知的なひとがなる傾向が高いそうです。
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