双極性障害と眠気
双極性障害では、躁状態とうつ状態という時期を繰り返します。それぞれに、異なる症状がみとめられるのですが、双極性障害で眠気を感じるときはあるのでしょうか。
ここでは、双極性障害と眠気について考えてみましょう。
双極性障害で眠気を感じるときとは
双極性障害では、眠気を感じるという症状が出ることがあります。
これは特にうつ状態の時期に出る症状で、朝が起きられなかったり、日中も眠気が強いというような症状がみられます。うつ状態では逆に夜眠れないということも多いのですが、眠気があるにも関わらず、眠れないということも珍しくはありません。
一方、操状態のときはどうかというと、躁状態では覚醒した状態であることが多く、夜眠らないという人も少なくありません。睡眠は短時間であっても、操状態の場合、常に気分が高揚しているためか、眠気を感じるということはあまりありません。
ただし、操状態であっても、うつ状態であっても、治療薬の影響で眠気を感じるということはあるでしょう。その場合は、睡眠障害等といった問題というよりも、薬の副作用である可能性が高いと考えられます。
双極性障害で眠気があるときの対処法
双極性障害のときに眠気がひどいという場合は、前述のとおり処方された薬の影響である可能性があります。そのため、まずは主治医の先生に相談してみましょう。薬の影響の可能性が考えられるときは、症状がひどいようなら薬を変えることになるかもしれません。
日常生活に支障があるほど眠気がある場合は、双極性障害の症状に併せて、眠気の症状に対する治療も必要です。日中、ぼーっとして頭が働かないというような人は、睡眠障害である可能性も考えて、医師に相談するようにしましょう。
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