双極性障害は怒りっぽいのか
双極性障害になると、さまざまな精神症状・身体症状に悩まされることがあります。その中でも精神症状は、躁状態の場合でもうつ状態の場合でも、それぞれによくみられる症状で、双極性障害自体の主症状にもなっています。
双極性障害の人は怒りっぽくなるということもあるのですが、これも双極性障害の症状によるものなのでしょうか。
双極性障害の人は怒りっぽくなる?
双極性障害とは気分が高揚しすぎる躁状態、そして気分がふさぎこむうつ状態を繰り返す精神疾患です。躁状態の場合も、うつ状態の場合も、怒りっぽくなるという人は多いでしょう。
まず、躁状態に関してですが、躁状態とは気分が高揚している状態なので、普段は言わないようなことも口にしてしまったり、怒り方もひどくなってしまいます。そのため、通常よりも怒りっぽくなるという症状が現れます。
また、うつ病の場合は直接人に怒鳴ったりするようなことはないかもしれませんが、イライラしやすくなっているため、やはりこちらも怒りっぽくなるのです。
双極性障害の人が怒りっぽくなったときの対処法
双極性障害で怒りっぽくなるというのは、多くの人にみられる傾向です。このときの言動が理由で、人間関係が悪くなってしまったりということを経験する人もいます。
元々、特に怒りっぽかったわけではない人が、双極性障害になってから怒りっぽくなってしまったというときは、周囲の方々も、その言動が双極性障害によるものであるということを理解しなければならないでしょう。本人も怒りたくて怒っているわけではないのです。
双極性障害が落ち着いてくれば、怒りっぽいという症状も徐々に落ち着いてきます。また、治療を行うことで、処方された薬によって気分が落ち着くということもあるでしょう。
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